東カレを読んで ふるきょもとミュージカルについて

2/20発売の東京カレンダーを読みました。

読んだフォロワさんから「maiさんにはヤバイ」と聞いていたので心して書店へ、我慢できずその場で読んで思わず雑誌を抱きしめ、そのままレジへ向かいました。

 

知らなかった。本当に知らなかったです。そんなことがあったなんて。

2015年のルドルフ、初めて立った外部の舞台で、レジェンドに囲まれてプレッシャーに苛まれたこと、稽古ですごくしごかれたこと。それでも初日幕が開くと小池先生に褒められたこと。でもそのことで、逆により大きなプレッシャーに襲われてギリギリまで耐えてた身体に蕁麻疹が出て翌朝声が出なくなってしまったこと。その日は休演して、代わりに古川さんが出演したこと。

聞くと、大我くんの声が出なくなった日、古川さんはFCイベントだったみたいでその時間を変更して2幕から古川さんが出たそうで。こんな事件があったこと、2016年に古川さんに出会った私は本当に昨日まで知らなかったんです。

 

古川さんも2012年、初めてグランドミュージカルに挑戦したルドルフのとき。稽古で周りのレジェンドに圧倒されて、「自分は何でここにいるんだろう」って、山口祐一郎さんとの闇広稽古中に、続けられなくなってしまって「ちょっと休憩する?」と言われたこと、稽古を抜けて、泣いたこと。初めてロミオをやったときも、努力の方向を間違えて喉を潰してしまったことがありますね。

古川さんもいわゆるミュージカル畑出身でない自分に引け目を感じていたからこそ、2015年の大我くんの初めてのルドルフのときのプレッシャーや気持ちは痛いほど分かったと思うんです。

 

そして大我くんが残りを降板するか、悩みに悩んで出した答えは、支えてくれた周りの人たちを裏切りたくないという気持ち。

「自分の気持ちだけだったら、絶対に逃げてました。でも休演明け、幕が上がる直前、袖から"何かあった時のために"とスタンバイしてくださっていた古川雄大さんが見えて。その時ですね、初めて前を向けたんです。甘えちゃいけない、って。古川さんにはいまだに頭が上がらないです。感謝しかないですもん」(東京カレンダー)

 

こんな、こんなことがあったなんて……。

震えながらまた立ち上がった大我くんを、袖で見守ってくれた古川さん。

初めてのグランドミュージカル、そしてそれが「エリザベート」だということの、背負うものの大きさは計り知れません。その大仕事を乗り越えた古川さんが、今それに挑戦している大我くんをサポートする、この「共鳴」が2019年のエリザベートにも繋がっていたんだなぁと。

 

こちらは2016年エリザのときのベストステージのふるきょも対談から。

「大我に対する第一印象は「ルドルフだな」って、すごく思いました。ルックスもだけど、現場での居方とか。僕もテニミュから初めての現場に来た時はそうだったんです。「僕はママの鏡だから」の歌詞じゃないけど、「居場所がない」って瞬間が、大我にもきっとあったと思うんですよ。でもその中ですごく堂々としていて、それは今まで培ってきた経験があるからなんだなって思いましたし。だから俺の1回目に比べたら…なんか自虐みたいになっちゃうけど(笑)、すごいなって思いました」

「今年は"余裕"がキーワード。昨年は心が弱すぎて、古川さんにも沢山助けて頂いて…。高校を卒業して"仕事"として意識するようになってから、いちいち深く考えて不安要素ばかりが浮かんじゃうタイプになっちゃったんですよね。でもそれじゃいけないので、いい意味で余裕を持とうと思って。」

 

これを読んでても分かる、古川さんの大我くんへの「同士」としての優しい眼差しと、今回の東カレでも語ってる「余裕余裕!」の心意気。この大我くんの「余裕!」、樹ちゃんも確かどっかで一緒にやってましたよね。大我くんがミュージカルの世界で得た学びがSixTONESでも良い働きをしていてちょっと感動しちゃいますね。しろたんありがとう。そして今分かる、「心が弱すぎて、古川さんにも沢山助けて頂いて…」の意味。こんなことがあったんですね(泣)

 

そして迎えた2019年のエリザベート

こちらは私の過去ブログのふるきょもトトルド感想なんですが、

死の直前うっすらとほほ笑むきょもルド。初めて古川トート×きょもルドを観たときはその親和性に驚きました。古川さんも言ってたけど、今まで同じルドルフのWキャストとして一緒に稽古をしてきた二人だからなのか。ふるきょもの闇広は、元々高貴な顔立ちがまず似てるし、そんな二人がふっと全く同じ角度で同じ方向を見ていたり、とにかくシンクロがすごい。そして曲終わりきょもルドは古川トートの頬にそっと手を置く…(芳雄さんにもやってるかもだけど)達成ルド、りょんルドに比べて古川トートはきょもルドにめちゃくちゃ優しく見えた。死の直前の微笑みからきょもルドは死に安らぎを求めてたんだなと感じたので、古川さんが「トートはその人自身が生み出したもの」と考えてると言ってたことを考えると、きょもルドが生み出した死である古川トートは優しい、安らぎへ導いてくれる友達だったんだなあと思いました。

 

古川さんも2019大我ルドとの初日に「ピタッとピースがハマったような、リンクしたような、繋がったような感覚がした」と言ってましたね。とにかくふるきょものトトルド2人は魂が親和、共鳴しているようでした。ハグしたという7/31のふるきょも楽を観られなかったことは一生の悔いであり私は一生ふるきょもの亡霊として生きていきます。

2人が同じような境遇からエリザベートを通して育んできた絆ももちろんですが、きっと大我くんと古川さんはとても性格や考え方も似ていると思っていて。2人ともとにかく努力努力努力の人であること。大我くんは「こうあるべき」「こうなりたい」と思う理想像に限りなく自分を近づけていく、そのためにあらゆる努力をしていくタイプだと私は勝手に認識していますが古川さんもそのタイプだと思います…。あと生クリーム 甘いもの大好きなとこ 一つのことにハマったらずっとそれなとこ 集団であんまり喋らないとこ  本人が人一倍努力してるが周りがベタベタに甘やかしてくれるとこ(1789のとき古川さんの「肉食べたい」の一言で理生さんと和樹さんに即セッティングして貰って焼肉会をしたことがあります)(トートダンサーの岡崎さんにも無茶振りたくさんの奔放な閣下っぷりをいつも教えて頂いてましたね、感謝)

こんな風に性格も似た2人だから、これだけ親和性があるトートとルドルフになったんだろうなと、そして同時に2人は私の推しであると深く思うのです。ただ2人のルドルフが似てるかというと全然違うから不思議ですね。

 

私は綺麗な陰キャを推してしまう癖がありますが今回の東カレでも「絵を描いて過ごすのが大好きなインドア少年。鏡も見ず服にも興味は無く、走りは遅い泳げない球技もできない、休み時間になっても外に出ないザ・陰キャラだった」と大我くんは語ってます。そんな彼がジャニーズに入って頑張ってきて初めての外部の舞台での出来事。

「舞台に穴を開けた一件以来、ですね。運動が苦手とか、コンプレックスな部分も言えるようになりました。ハタチのあの出来事は、自分にとって大きな分岐点だったと思います」

「去年の紅白も逃げたくなりました。『Imitation Rainの僕のパート、すごく高音なところがあって。緊張で喉がいうこと聞かなかったり、自分の心拍音でテンポ感が狂ったりしたらどうしようって、毎回プレッシャーなんです」

 

自分で「逃げ癖がある」と語る大我くんが「できないこと」を曝け出せるようになったこと、目の前のことから逃げないことを選んで、舞台に立つ道を選んでいること。そして見つけた舞台の道という夢を目指しながら、アイドルをやめずにSixTONESとして歌ってくれていること。心から尊敬します。そしてその、舞台に穴を開けてしまった大我くんの人生の分岐点で立ち上がったきっかけを、古川さんがサポートしていたのだと知って、2人が大好きな私としてはものすごく衝撃で、どうしても運命を感じずにはいられないのでした。そして古川さんがいなければ大我ルドルフが世に出ることは、私が大我ルドに出会うことも、彼がミュージカルの道を真剣に目指すこともなかったかもしれないと思うと震えます。

 

 

こっからは余計な自分語りなのでスルーしてください。

大我くんの性格すごく私と似ていて、いつも「分かるよ…」って大我くんのこと見てしまうんです。好きなものをとことん愛する 好きなことしかしたくない 嫌なことからは逃げたい プレッシャーには弱い 自信ないし不安しかないからそれをカバーするためにとにかく努力するみたいなとこ。ブルジョワ(雑誌)の「目上の人とも挨拶以上の関係を築けない、人とは趣味の共通点があればすぐ仲良くなる、逆に無いと深くはなれない」とか私のことかと… でもこれみんなそうなのかな。わかんない。まぁいいや。

だから大我くんが困難やプレッシャーを乗り越える瞬間や生き方は私にとても参考になるし、本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。

弱いところもできないことも見せてくれて、辛い時は俺も辛いけど一緒に頑張ろうねって言ってくれて、尚高みを目指して死ぬほど努力して、プレッシャーを乗り越えて、生き方を教えてくれるアイドル、最高の自担すぎません?ちなみに大我くんのはまる漫画アニメ、キャラは私にも刺さるので性癖まで信頼できるというこの素晴らしさ。あぁ素晴らしき自担。

 

大我くんにミュージカルの道を見つけさせてくれたジャニーさんと小池先生とエリザベートという作品には本当に感謝しかありません。。そして同年代のミュージカル俳優を志す人たちと比べて経験が足りないこと、アイドルグループの活動しながら長期間拘束されるグランドミュージカルに出ることは容易ではないこと、とても分かってます。それでもグループをやめずに、(実は昔やめたいと髙地さんに相談していたことが最近分かりました) SixTONESとして音楽を届けることを選んでくれたことにもありがとうの気持ちでいっぱいなんです。昔あまりその本心が見えず信用できなかったメンバー。だけど今はもう違う。今「自分はどれも中途半端だなって思うことばかりだけど、SixTONESが僕に初めて自信を与えてくれた」「僕がたった一つ誇れる場所」と大我くんに言わしめるSixTONESのメンバー、SixTONESという存在は大我くんの救いに絶対になってる。SixTONES京本大我も、個人の京本大我も私はどちらも同じくらい大切だし大好き。絶対に両立させていつか夢のヴォルフ役、やってほしい。古川さんのヴォルフを観てきた私としては胃が痛くなるけど、生半可な思いで口に出せないと思うから、「やりたい」と口に出してくれた大我くんの夢を全力で応援します。

 

 

そしてふるきょもの共演、大我くんのミュージカルが観たくて堪らないので、小池せんせい初めミュージカル界の偉い方々、ふるきょもの共演でミュージカルを 、そしてニュージーズの再演を何卒、何卒よろしくお願い申し上げます。(土下座)